当日の準備

引っ越し当日って、ホントにやることがいっぱいですよね。

荷造りの追い込みもあるし、業者とはいえ一応知らない人が来るので

あまり見苦しくないよう、少しくらいは掃除もしておきたい。

通例っていうか、作業員への心付けみたいなものも

たぶん幾らかは、用意をしなきゃイケナイだろうし。

そもそも、その人たちがくるまでに自分がやっておかなきゃ

イケナイことってなんだろう?

家族がほかにもいて、しかも学校や仕事を休めなかった場合は

日常生活に影響が出ないようにもしなきゃイケナイ。

業者やお手伝いの友人は、何時にくるんだったろうか。

そのことはみんなにちゃんと知らせただろうか?

当日着るための服や、食事の準備は大丈夫だろうか?

業者に支払うためのお金は、用意できていたかな?

最悪、当日に下ろしに行くとしたら何時くらいまでを

目安にしておけば間に合うんだろうか?

もう次から次にやることが出てくる感じです。

あれもコレもと考えていると頭がいっぱいで、

メモもいっぱいになって、優先順位もごちゃごちゃになりがちですよね。

つい自分のことが後回しになってしまって、食事も取り忘れるし

お化粧や着替えもバタバタしちゃって、ひどいことになったり…。

そこでひとことだけ☆

当日の万が一用の簡単な着替えを、一替えだけ用意しておくといいかも。

何があるか分かりませんから、ひどく汚れたままで

新居に入るのを防ぐためと、頭の切り替えのために是非おすすめです♪

見かけによらず

人って、みかけによらず力持ちだったり、その逆だったり。

やっぱり、見た目だけで勝手に判断しちゃダメですね。

体格のイイかたって、どうしても重たいものを運ぶ役に抜擢される確率が

かなり高いと思うんですけど、向いているかどうかはそれぞれですよね。

取っ手が付いていてもちやすいものであれば、そんなには

問題もないんでしょうけれど。

もちづらいかたちをしていたり、あと身長も関係したりしますしね。

特にお引っ越しの時は、持ち手が付いていないケースのほうが

圧倒的に多いような気がしますので、思ったより疲れちゃいます。

あと、注意をしなければイケナイのが腰への負担。

あまり力がナイかたでも、コツさえあれば案外持ててしまう反面、

力任せに運ぶ動作を続けていると、意外な事で痛めてしまいます。

◆運ぶ予定の物が、自分が思っていたよりも重かった時。

◇運ぶ予定の物が、予想よりはるかに軽かった時。

特に痛めやすいのが、後者の予想より軽量だった場合です。

きっと、身構えるタイミングを狂わされるんでしょうね。

つんのめって転んでしまったかたも実際に見たことがあります。

なので、あまりに重いものにはソレがハッキリわかるように

貼り紙などをして、異常に軽い場合にもそれと同様の手を打っておくと

そういうケガも減らすことができますよ。

残念ながら、ダンボールの場合は結構使いまわしなので

◆色を変える・文字を囲んで強調する・巨大な文字で書く。

などしても気づかない事もあります。どうか、ご注意ください。

ありがちなトラブル

お引っ越しの時のトラブルって、イロイロありますけど。

一番多いのは、やっぱり当日の荷物搬入の時ですね。

運び出す時には慎重に運んでくれていたのに、新居に到着する

までに、作業員のかたの疲れがたまっちゃうんでしょうか。

どうも壁や柱にぶつけて、キズを付けて揉めることが多いです。

そして、そのトラブルがさらに二次災害を生むようですね。

アパートや、マンションの上階に移動される方の時に、

そのトラブルが起きると、それと同時に大きな衝撃音が

階下に住むかたのところにも、届くことになってしまいます。

その日を境にして、お互いに物音に過敏に反応するようになって

ちょっとでも聞こえると、注意ガキのメモを放り込んだり

直接怒鳴りこみにまでいくということも多いみたいです。

好きで出している音ではないので、お互いさまだと思うのですが

人間って、自分より他人の欠点にばかり目がいく生き物ですし。

もともとそういう危険性をはらんでいますよね。

こういう時に意外と効果を発揮するのが、手土産作戦。

毎回もっていくわけにはいきませんが、季節の節目などに

「上の○○です、いつも騒がしくてスミマセン」的な一言と、

ほんの気持ちの手土産を持参すると、クッションになるようです。

物が発する無言の力もさることながら、

「ああ、気にかけてくれているんだ」という気持ちが伝わるのが

プラスに働くようです。

あまり高価なものだと、逆効果になることもあるので難しいですが。

気持ちは行動じゃないと伝わらないってことですね♪

誰だっけ?

ニュースなどでありがちな、お隣のかたへのインタビュー。

プライバシーへの配慮から顔や声に、一部手を加えてることも

ありますが、どうも最近多くなったと感じるのが

「どんなかたが住んでいるのか、知りませんでした」という答え。

中には、今日のニュースで初めてテレビを通して顔を見たとか、

そんなコメントも、珍しい事ではなくなった気がします。

昔は、幾らかの差はあってもドコも近所同士、助け合いだったと思います。

今でも、割りと農・漁業が盛んな地方へ行くと、

ざっくばらんというか、誰にでもフレンドリーな方が多い気が。

なぜか、都市のほうだと隣同士の関係が希薄になっちゃうんですよね。

できるだけ面倒なことには関わりあいたくない、っていう気持ちが

強いのと、人に気持ちを向けられるほどの余裕がナイのがホンネかな。

ちょっと歩くだけで、24時間ほとんどのものが購入できる施設があって、

家に帰らなくても何でも用事が済ませられちゃうような、便利な

商業施設も多数存在しているのに、なぜか余裕がないんですよね。

お金とココロのゆとりって、関係ないんでしょうね。

脱サラをして、都会の家から田舎へ引っ越して暮らすことを

選んだひとたちが少なくないのは、そういう事なのかも。

豊かな生活って、実際なんなんでしょうね。

何をするにも必要なお金、でも人を狂わせる力のあるお金。

幸せに生きるって、難しいなぁって時々しみじみと思ってしまいます。

…って、すっかり辛気臭くなっちゃいました。

感謝するキモチ

引っ越しって、よく考えると不思議な言い方ですよね。

だいたいの人は、クルマを使って家具などを運びますし、

越すっていうのも、何を乗り越えるんだろう?と思います。

引くっていうくらいだし、もしかしらずっと昔。

クルマが世の中に普及して、一家に1台になる前の時代には、

リアカーみたいなものを使って、文字通り新居まで

家財道具を引っ張って行って、転居をしていたのかもしれないですね。

借家スタイルが、どのくらいの時代からポピュラーになったのかは、

さすがに知りませんけど、結婚して相手の家に嫁ぐというのは、

遥か昔からあったんでしょうし、きっと大変だったでしょうね。

今は、食器を新聞紙で何重かにくるんで、詰めすぎないように

注意してダンボール箱などに入れるのは、常識だったりしますが。

昔はそんなものないですし、近所中から風呂敷やらなんやらを

いろいろお借りして、かき集めての大騒動だったでしょうね。

だからこそ御あいさつ回りも、お金はかかりますが、本当にココロの

こもった意味があるイベントだったろうと思います。

今の日本は、“してもらって当たり前”という時代。

誰かに親切にしてもらったり、助けてもらってもお礼の言葉も

ろくに言えないで、そそくさとその場を後にしてしまう事が多いです。

業者は、仕事なので完璧にできて当たり前なのかもしれませんが、

それでも“ありがとう”の言葉は、パワーの源になります。

お互いに気持ち良くいられるためにも、是非使ってみてください☆

載ってましたね

さっき、インターネットのニュースで偶然見つけたんですけど、

引っ越し業界ではかなり大手になる某業者さんが、運転手のかたに

上限を超える時間外労働をさせた、労働基準法違反などの疑いで

書類送検されたんだそうですね。

そもそもの発覚のキッカケになったのは、去年のひとりの作業員の

かたの業務中の死亡事故らしいですね。

居合わせて目撃してしまったかたも、相当ビックリしたでしょうね。

一緒に働いていた仲間が、同じ仲間に引かれて

しかも亡くなってしまうなんて、一生消えないでしょうね。

亡くなられたのは40代になられたばかりの方らしいので、

まだまだ、これから働き盛りという時期だったでしょうね。

曳いてしまったほうの方も、本当にお気の毒だと思います。

このかただけじゃなく、何人ものドライバーのかたに

おなじように勤務時間を超過した労働をさせていたそうです。

繁忙期だったので仕方がないという理由で、

みんなずっとガマンをしていたんだと思います。

悪循環を断ち切るなら、できるだけ早いほうがいいですよね。

そのほうが、ここまでおおごとにならずに済んだかも…。

この会社だけじゃなく、無理して会社のために働いて、

仮に倒れたとしてもそれが何よりの“美徳”とされるような、

そんなおかしな風習は、日本だけだと思います。

高齢化も進んでいるわけですし、早急にこの風潮を

やめてイイ流れに変えられるようになりたいですね。

甘く見ると…?

家族が多かったり、会社とかの関係で友達が多かったりすると

ついつい業者に頼まないで、自分たちのちからだけで引っ越しを

してしまおうと思う方って結構いらっしゃいますよね。

以前は、我が家もそうでした。

でも、一度大失敗をしてからは考え方が変わりました。

業者に頼むと、専用の道具や車両の確保、あと人員の確保なんかで

どうしても金額が大きくなるし、出費が気になりますよね。

知らない人間に、いくら仕方がないこととはいえ、

かなり長い時間出たり入ったりを繰り返されて落ち着かないですし。

大事なものを、乱暴に扱われでもしたらイヤだから頼まない、

という方も少なからずいらっしゃることと思います。

でも、業者さんはプロになるわけですから出費の件に関しては

それこそ仕方がないことなんですよね。

それよりも、メリットの方が大きいかもしれないです。

例えば、なにか取り返しが付かないような大失敗をしてしまった時。

自分にとって大切なものを壊した、あるいは壊されてしまったり、

新・旧の住まいに、大きなキズを付けてしまったりしたときですね。

友人や家族のみで行ったばあいは、修理も自腹ですし、

関係に何らかのヒビが入りやすくなるのは避けられません。

でも、プロにお願いすると保険というものを利用して、

あっというまに直してもらう事ができますし、修復不能な場合は

金銭での補てんという形で、謝罪をしていただくことができます。

そのほうがずっと安上がりで、気苦労が少ないかも。

どうなんでしょうね?

会社のかお

引っ越し業者を選ぶ時って、

インターネットを利用して一括見積もりをしても、

結局あとから電話が来たり、折り返しのメールが飛んできたりで

何かしら、業者がわと直接のやり取りがありますよね。

その時、ココを見るとイイかも!って場所があります。

◆電話で連絡があった場合。

・資料や見積もりなどを請求した人間以外には、詳細を言わない。

・受け答えがハキハキとしているか。

・相手の話は聞き取りやすいスピードでされているか。

・電話口に出た相手が、自分の名前を言うかどうか。

・電話の最初と最後にお礼の言葉があるかどうか。

※この何点かで、向こうの会社のことがかなり分かります。

これをクリアーしている業者は、教育が徹底している可能性が

かなり高いので、何かあった時でも対応に柔軟性があります。

逆にいうと、そうじゃないところはオススメできないかも。

◆メールで連絡があった場合。

・文章の中に、誤字脱字がナイかどうか。

・疑問に思う事を確認したい場合の連絡先があるか。

・担当した人間の名前が、ハッキリ分かるようになっているか。

※これは本当に最低限やるべきことなのですが、

誤字脱字に関しては、残念ながらとても多いです。

これは社内でのチェック機能が微妙だということにもなるので

後々、個人情報の類に関して不安が残ることにもなります。

イロイロとこちらのことを明かして、きっと長い付き合いになるので

後悔や不安が残らないように慎重に選びたいですよね。

困ったこと

家族の仕事の関係で、どうしても頻繁に転居を

余儀なくされているという事情がある、我が家です。

おかげさまで、業者さんとの値段交渉もかなり慣れてしまいました。

やっぱりあちら側の思惑としては、今回だけじゃなく

友達を紹介したり、次回も使ってくれることが見込める場合。

かなり大幅なプライスダウンをしてくれる可能性が高いようです。

確かに、職場でもそのサービスの質の良さなどを含めて

いろんなところで思わず宣伝してしまっているので、

お引っ越しに詳しいひと、みたいなイメージが付いてしまっています。

そのせいか、時々転居を控えたかたに質問をされます。

イロイロありますが、困ってしまう質問がひとつ。

“どのくらいの金額を用意しておけばイイのかな?”

この類の質問には、本当に困ってしまいます。

今の家のスペースから新居へ移動する際に、広さなんかの関係から

処分する家具なども、幾らかはきっとあるでしょうし。

それに、タンスの数や大きさなどでもかなり変化します。

その理由は、用意する作業員の数が変わってくるからです。

もちろん移動の距離などもかなり関係すると思います。

日程を何月ごろの、何曜日に設定するかによっても

大幅に変動するのは言うまでもありませんし。

一概に、いくらなどと軽はずみなことを口にして

あとで全然違ったなどと妙な文句を言われても困るし、

業者さんへその類のことでクレームをされてもイヤですしね。

ゴチューイ

お引っ越しの準備に欠かせない行程の中で、

とにかく時間が取られて、おっくうだと感じるのは

細かくて壊れやすいものの荷造りと、あとはお掃除ですよね。

特に、春先の時期にしなければイケナイという場合には、

強風のせいもあって、ガラス部分を含め、窓の汚れは相当なもの。

ときどき、ちょっとしたトラブルになってしまうのが、

ベランダが共用の避難経路になっている、マンションなどの集合住宅です。

ミニ菜園がはやった時などは、特に多かったようです。

新居で、その計画がある方は是非、そのことに気を付けてくださいね。

ちなみに窓サッシのひどい汚れには、窓を開けっ放しにして、

ホースなどでお水の力を借りて、やっつけるのが一番手っ取り早いですよね。

でも、荷物の出し入れで窓を使う事もあるので、その都度

キッチリと拭きあげておかないと、家の中にドロんこ汚れを

持ち込んでしまうかも。こまかい部分や手すりなどにも

できるだけ水分が残らないように仕上げておきましょう。

もちろん、身の安全が第一ですので、危険な体勢になってしまう場所や、

手が届くけど無茶なところまでは、拭かないほうが正解です♪

あとベランダなど外のお掃除のときは、カギのところにメモを貼るか、

そのタイミングで、家の中にいる人間にことづけておいた方が無難。

コントじゃないですが、ウッカリ外に締め出されてしまうという

寒い事故が起きてしまいますので、どうぞお気をつけて。