小耳にはさむ

高層というか、何階もあるような住宅に引っ越したい時。

法律上では、5階以上ある建物を作る場合にはエレベーターをつける

ということになっているそうですね。

なので、もしそうなら作業当日までに、調べておくことが出てきます。

・定期点検日に重なってしまわないか。

・窓の外から釣りあげることができる状態かどうか。

・住民ひとりがエレベーターを止めておける時間や、使用可能な

時間帯についての厳しい制約がないかどうか。

・何機もある場合は、1台を貸し切る事が出来るかどうか。

稀ですが、養生シートなどを貼ることが許可されていないことも

あるようなので、そうなると慎重を期すために倍の時間がかかったり。

あとは、出入り口に荷物を載せたトラックを停めるというかたちが

多分一般的だと思いますが、それは可能かどうかなども。

その建物の立地などの関係で、停める場所がかなり限られていたり

面している道路の幅のせいで進入そのものが不可能だったりもします。

ほとんどの場合は、道路関係のことは業者がわで調べてくれるので

こちらが調べることって、建物内部に関することがメインなのですが。

ときどき、ちょっとうるさい管理人さんがいたりして

当日にクレームが入ったりする可能性もあるので、

そのへんの事も一応、分かった時点で業者に耳打ちしておくと

入居してからのギクシャクが減らせるので、イイかもしれないですね。

ちょっとひと手間

いきなり本題にはいっちゃいますけど、

引っ越しの時に業者からもらった書類関係って、なるべくなら

どんなものでもファイルして、半年以上は保管しておいた方がいいですよ。

中には見積もりとか請求書みたいなサイン・印影があるものだけじゃなくて、

単にサービス内容や商品の説明なんかの載った、

販促パンフレットが含まれていることもあったりするんですけど。

そういうのも、漏らす事なくそのまま保管をお勧めします。

実は、そういうパンフレットに中にも業者がメモ書きをしていたりして

そこに大事な情報が書かれていたりすることって、少なくないんですよね。

たとえば、その場で急に決まったナイショの値引き価格。

つい反射的に、お値段にばかり目が行ってしまって、細かい話や

注意事項、禁止事項なんかの説明を逃してしまいがちだったりします。

あとから、言った言わないの問答になった場合に

向こうが書いたものがあればムダな労力を使わずに済むかも。

業者がわに説明不足などの責任がある場合は、証拠として使えます。

それに、その時のものを開いていると、ああココでこんな話をしたとか

その時の記憶が甦りやすくなるので便利ですよ。

まあ自分に不利なメモが残っている場合もあるので、うまく使わないと

かえって損になっちゃうときもあるので、要注意ではありますが。

あと、聞きのがしがナイように録音しておいて後で聞き返すっていうのも

対話が苦手だとかだまされやすいかたにはイイと思います。

ご参考までに。

とらぬ狸でもイイ。

引っ越しは、思ったより体力も気力も奪われるものですね。

こういうところが日本人ならではなのかもしれないですが。

いくら業者、仕事でくる相手だとは言ってみても。

少しでもイイ感じに見えるように無意識に繕ってしまいますよね。

目に付くところは、なるべくキレイな風にしておきたいし、

あまりにも古く見えるものは、ヒトサマにバレナイようにして

とりあえず思いつくもので、素人なりのなんちゃってリメイク。

気がついた時には、荷造りの進行よりも優先して

見た目のことばかりに手をつけてしまっていたりすることも。

案外おちいりやすい落とし穴かもしれないな、と思います。

そして、ウッカリ忘れてしまいそうなのが応急手当系のことだったり。

荷造りや大掃除って、思いがけないところに負荷がかかったり

慣れない道具で、手や指などを傷つけてしまうかたが多くいらっしゃいます。

一応、業者のほうでも絆創膏など、作業員は各自で簡単な救急セットを

所持していることがあったりもしますが、携行必須ではないです。

ダンボールなどの紙で切っただけでも、そこそこの血が出ますし

せっかくキレイにお掃除したところを血で、また汚してしまうかも。

・止血用の絆創膏。

・化膿止めの小さな軟膏。

・ねんざなどのための外用薬(シップ薬等)。

この辺をすぐ届くところで、なおかつ最後まで封をしないようにして

保管しておけば、いざという時焦らないで済むかもしれないです。

もちろんケガなんてしないに越したことはありませんが。

御参考までに。

失敗

以前、どうしても譲れない事情があって

ちょうどこのゴールデンウィークの時期に、引っ越しをしました。

さすがにこの時期にぶつけてくるかたは少なかったようで、

破格のお値段で引き受けてくれて、各社はらの探りあいなのか

最終的には、10万近い値引きまでしてくださった業者もいました。

安く済みそうだわ、とホクホク顔で当日になりました。

マンションタイプの家から、同様のタイプの新居への移動で

しかも300キロメートル弱に及ぶ、長距離のものでした。

新居はかなりの上階でしたので、エレベーターの使用あり。

荷物も夫婦二人分とはいえ、かなり長年暮らした家でしたので

タンスや衣類などもかなりの量でした。

担当者が頑張ってくれたので、見積もりはトラック1台で

実際の作業は大型1台、小型1台で来てくれました。

運び出すまでは順調に進んだのですが、

人間が乗るスペースが無いということで、別移動になりました。

そこで大トラブルが発生してしまいました。

もともとその話は聞いていたので、あらかじめ人間用の車両も準備し、

出発したのですが、途中で大渋滞に巻き込まれてしまいました。

そして、人間よりも荷物のほうが何時間も早く到着する事態に。

おかげでお互いに微妙な空気になってしまい、

作業が終わったのはかなり暗い時刻になってからでした。

安いだけで決めてはイケナイのだと、凄く勉強になった経験でした。

こんな時期に絶対変更できない転居というのも珍しいですが、

ご参考になれば。

無駄を省きたいけど

引っ越しの日時によっては、2か月分の家賃が

もとの家と新居、それぞれかかってしまうことがありますよね。

ちょっとでも費用を安く済ませたいがために、

早めに新居のカギをもらって、少しづつ荷物を運んだりして。

でも、よく考えるとかえって高くついていたりするんですよね。

まさかこのためだけに貸倉庫を借りるわけにもいかないし。

どこをどうすれば安くつくのか、難しいところです。

やっぱり、まずは日程から突き詰めていくのが原則ですよね。

土日・祝日にぶつけると、絶対高くなってしまうのでアウト。

よほどの事情がないかぎりは、なるべく避けたいですね。

あと何社かで見積もりをとって、それをにおわせること。

他社より安くすれば、きっとこっちになびいてくれるだろうと思って

「ナイショですよ」的な価格を打ち出してきます。

こちらが動じる姿勢を見せなければ、だいたい向こうが動きます。

芝居がかったかんじで、目の前でわざわざ上司に掛け合いました感を

披露してくる業者もいますが、だまされないで下さいね。

あとは、運び込みをできるだけガマンして荷造りの順番を

決めておくくらいでとどめておくこと。

運ぶのはいつでもできますし、見積もり価格は当日減る事なんて

滅多にありませんから。キズなどの保障を考えても、

往復のガソリン代を考えても、間違いなく業者のほうがお得です。

焦ったりはやる気持ちを抑えるのも、りっぱな仕事ですよね♪

落とし穴にご注意

お引っ越しのせいにして、大掃除と不要な物の大処分。

滅多にやらないところまで、張り切ってやっつけたら

思っていたよりもかなりの重労働になっちゃう事ありますよね。

普段使わない筋肉も使う事が出来て、健康にもイイかも?

でも、よくやっちゃいがちな失敗が陰に潜んでいます。

アルバムや手紙の類を片づけていると、つい中身を確認して

あっという間に、思い出の世界へとタイムスリップ♪

すっかりのめり込んでしまって、ふと気付けばあたりは薄暗い。

時計をみると、軽く2~3時間は無駄にしちゃったという。

人数が多ければ多いほど、巻き込まれる人も増えるし、

呼びに行ったはずの人間までミイラ取りになっちゃう事も少なくない、

実は厄介な代物ですよね。

そういう時は、タイマーをかけて作業するとイイですよ。

できれば30分とか、15分くらいの小刻みでかけたほうが

意識を飛ばしてしまわないためにはイイと思います。

簡単なタイマーだと、意識が飛んでいる場合は気がつかないかも

しれないので、場合によっては携帯電話のアラームもイイかも。

着信と間違うような種類の音を選んで、ある程度の時刻を目安にして

掛けておけば、仮にワナにはまってしまっていても、その音で

ビックリして現実に引き戻してくれる可能性大です♪

もちろん、マナーモードにしているかたは解除はお忘れなく☆