つい最近、ニュースなどで騒然となった話題の一つ。
山口県のほうで発生してしまった、集落5人殺人の事件。
当初はどんな凶悪な事件なのだろうと、
見ている方もぞっとしながら見ていたと思いますけれど。
全貌というか、背景が少しづつわかり始めてきましたよね。
そもそもの事件の原因となったのは、その集落独特の慣習
だという可能性がとても高いのだとも報道されていました。
他の場所から引っ越してきた人間に対しては、
とことん冷淡な態度を取り続けるという慣習だそうです。
今でも、そんな事が行なわれているという事に驚きでした。
事の発端となったのは、現在容疑者とされているかたが
若いうちに都会に出て行った後、両親の介護のために
その田舎に戻ってきたことなんだとか。
家族の必要で仕事もみな捨てて、親元に戻るというのは
決して少なくない話ですよね。
しかも何も無い状態で戻っているので、決して
経済的に豊かなワケでもないだろうと思います。
それでも地元のために何かやろうと思って奮起したのが
逆に地元の怒りや妬みを買う結果になってしまい、
嫌がらせがスタートしてしまったらしいです。
どんどんとエスカレートしていって、容疑者のかたを
精神的に追い詰めていく事になった挙句の事件発生。
被害者でもあり加害者でもあるという事実。
だからといって殺人を犯していい理由にはなりませんけれど、
引越し先で、自分の本当の味方を見つけることの
大切さを知る事ができる事件なんじゃないかと感じました。