本当の味方を見つける

つい最近、ニュースなどで騒然となった話題の一つ。

山口県のほうで発生してしまった、集落5人殺人の事件。

当初はどんな凶悪な事件なのだろうと、

見ている方もぞっとしながら見ていたと思いますけれど。

全貌というか、背景が少しづつわかり始めてきましたよね。

そもそもの事件の原因となったのは、その集落独特の慣習

だという可能性がとても高いのだとも報道されていました。

他の場所から引っ越してきた人間に対しては、

とことん冷淡な態度を取り続けるという慣習だそうです。

今でも、そんな事が行なわれているという事に驚きでした。

事の発端となったのは、現在容疑者とされているかたが

若いうちに都会に出て行った後、両親の介護のために

その田舎に戻ってきたことなんだとか。

家族の必要で仕事もみな捨てて、親元に戻るというのは

決して少なくない話ですよね。

しかも何も無い状態で戻っているので、決して

経済的に豊かなワケでもないだろうと思います。

それでも地元のために何かやろうと思って奮起したのが

逆に地元の怒りや妬みを買う結果になってしまい、

嫌がらせがスタートしてしまったらしいです。

どんどんとエスカレートしていって、容疑者のかたを

精神的に追い詰めていく事になった挙句の事件発生。

被害者でもあり加害者でもあるという事実。

だからといって殺人を犯していい理由にはなりませんけれど、

引越し先で、自分の本当の味方を見つけることの

大切さを知る事ができる事件なんじゃないかと感じました。

宣伝のうまさ

なんともユニークで、印象に残る引っ越し業者のCMが

数多く放送されるようになってきましたね。

最大手さんの、一人暮らしの方用の商品紹介のCMで

ずっと大切にしてきた先輩のフィギュア(プラモデル)を、

うっかり後輩がお手伝いで決定的に破損してしまったパターンとか。

とってもわかりやすいものばかりかと思うと、そうではないようです。

たくさんの果物を手にとって比べて、重さをはかるような素振りをして

最後に1つを選ぶという、見る側に考えさせるようなものもあります。

一番新しく感じたものは全然違って本当にユニークです。

マッチョな方が数人、引越し業者なのに上半身は着衣がなく

さらになぜか全員横並びで列を作りながら、筋肉を自慢げに披露していて

それを、すぐそばで見ている主婦らしきかたに微笑みかけるのですが。

笑み返すどころか、全くの無表情を貫きます。

終わり際には、いぶかしそうに首をかしげる様子までありました。

コンセプトは“よく業者を選びましょう”という事みたいですが。

単に記憶に残るだけではなく、覚えやすいストーリーと

衝撃的な映像を組み合わせていて、さらに無理なく正しい結論を

導き出しやすい構成になっているあたりが、さすがだなと思いました。

有名な俳優さん、女優さんを使ってPRするのは簡単ですけど

いかに少ない製作費で、視聴者に強く訴えかけられるかみたいな。

お金の使い方がうまい業者さんなんだな、と感じましたね。

実際のサービスもそうである事をつい期待してしまいますよね。

ばかにならない諸経費。

引越し先を検討する時に、いろんな要素を見ると思いますけど

その要素のひとつとして含めた方が良さそうなのが

・上下水道、ガス、電気料金などの公共料金。

・主要道路と転居予定の建物との距離。

・各ゴミの収集方法。

などが挙げられると思います。

どれも些細な事に思えそうですけれど、日常生活では

とても大切なことばかりです。

例えば、2番目の“主要(幹線)道路と建物の距離”は

夜でも安心して眠れるかどうか、などに関わってきます。

もちろん、お子さんがいらっしゃるご家庭であれば、

登下校の際にも安全なのかという点もチェックする事が出来ます。

そして、結構ばかにならないのが3点目のゴミの話。

地域ごとに袋やステッカーも違うし、

収集日が全く異なるのは容易に想像が付くと思いますが、

場合によっては収集方法そのものが異なるケースもあります。

例えば、北海道の一部の地域では各家庭の玄関に

大きなポリバケツなどを設置しておくことになっており、

そこへ収集車が個別で収集することになっていたりします。

もし知らなければ、いつまでもゴミを処分できませんし

ギリギリになってから、慌てて専用のポリバケツを

購入しなければいけなくなってしまうので、

高い値段で入手しなければいけない可能性も出てきます。

たかが1円、されど1円。

安くて賢いお買い物をして、効率よく家の中の用事を

片づけたいのであれば、是非ここは外せないポイントだと思います。

さすがに、それが理由で転居そのものを諦める必要は

滅多にないと思いますので、ご参考までに。