引っ越し見積もりの裏事情①

引っ越しにおいて費用が最もかかるところと言えば、引っ越し業者に支払うコストがまず思い浮かぶのではないでしょうか。もちろん、家具の買い替えやその他の新調品なども大きなコストではありますが、「必要経費」といった感のある引っ越し業者への支払いは、なるべくなら押さえたいと思うのが人情というもの。

では、引っ越し業者の見積もりに記載されているコストが、どのように決められているか、ご存知でしょうか?たくさんの業者から見積もりを取れば取るほどいいのでしょうか?

引っ越し業者の見積もりは、実際に部屋に訪問して荷物の量や居住エリアの状況確認などを行ってからの見積もりとなります。同じくらいの間取りの部屋であっても、住むひとによって荷物の量も異なりますし、また、同じ荷物の量であっても、接する道路などの状況によっては、作業員が多めに必要な場合もあるなど、条件だけでは詳細な見積もりが出ない可能性もあるため、訪問見積もりを取るほうが確実です。訪問見積もりは、単身者で15~20分ほど、ファミリータイプで30~1時間ほどかかりますので、あまり多くの引っ越し業者から見積もりを取ると、それだけでも重労働となりますので、注意しましょう。

また、引っ越し料金は、「作業人数」「トラックの大きさ」「出精値引きの余力」の大きく分けて3つの要素で決まることが多く、これらの掛け合わせで見積もり料金に大きな差が生まれることになります。つまり、安いということは、これらの要素のいずれかの部分を削っているということになりますので、もしみなさんの中になにか譲れない条件などがあるようでしたら、きちんと値引き理由を確認することが大切です。「自分で梱包したくない」と思っていても、作業人数の部分で値引きされているのであれば、それはオプション費用となって跳ね返ってしまうこともあるからです。

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