よくわかる物件情報の「読み方」

引っ越しで物件選びをしているときには、不動産屋さんの前に貼っていある物件情報の紙や、物件情報誌に掲載されている物件情報などから、引っ越ししたい新居を探しますよね。でも、そういった物件情報を本当に正しく理解して、きちんとした情報を手に入れているかたは、どのくらいいるのでしょうか?ただでさえ不慣れな引っ越しで、難しい専門用語などが使われている物件情報は、しろうとにはなかなか理解が難しいところもチラホラ。

たとえば、よく見かける「徒歩○○分」といった表記ですが、この意味はおわかりですか?これは、広告の規定できちんと定められている計算方法があるんです。「徒歩1分=80メートル」という計算で日本全国統一されていますので、たとえば、「駅から徒歩5分」といった表記の場合は、「5分×80メートル=400メートル」の距離が駅からある、という意味になります。ただしこの計算は、あくまでも地図上の計算ですので、改札口から正確に測ったりしたものではありません。また、坂道や信号なども考慮されていませんので、あくまでも参考程度に考えるといいでしょう。

また、肝心の部屋の広さについてですが、「○○畳」という表記も、実は奥が深いんです。畳の数で広さを表しているんでしょ、と思ったかた、半分正解ですが、半分はNGです!というのも、畳には、「京間(191×95.5cm)」「江戸間(176×88cm)」「中京間(182×91cm)」と呼ばれるものがあって、地域によって大きさが違ってしまうんです。関西の方が東京方面に引っ越しをする際に「狭いと感じる」という話はよく聞きますが、それはこの畳の大きさの違いが原因なんですね。

このように、単純に「物件情報」といっても、掲載されている内容をじっくり読むと、情報のお宝がギッシリ詰まっているんです。引っ越しをするなら、かならず物件情報の「読み方」をマスターしながら紐といて行くと、思わぬ発見や理想の物件に出会えるかも!?

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