引越しのバイト

「勉強しまっせ引越しの○○!ホンマーかいなそうかいな!」って昔テレビで良くかかってたCMです。北海道在住なので、その会社自体北海道に進出してるのかも分からないし、何より関西弁が分からなかったので、「勉強」が「値引き」という意味である事も最近まで知りませんでした。当時はまだ小学生位だったので、「引越し屋さんなのに勉強してるなんてエライなー。算数?国語?」と、かなり的はずれな印象を持っていた記憶が有ります。

その昔引越し会社で少しだけアルバイトをしていた時期があります。とにかく大変でした。「どうやってこの巨大な机がこの部屋に。四次元ポケットとか使わないとこんなの入らないんじゃないのか?当然ながら、出せる気がしない…」こんな思いを毎日のように抱きながら、筋肉が断裂する程働かされましたね。

ただ重いもの、ただ大きいものを運ぶなら、それこそいくらでも出来るし楽なんですけど、四方に壁やモノがあって、狭い階段が続くような所で大きな重いものを運ぶとなると、とてつもない負荷とプレッシャーが2本の腕に掛かってきます。一瞬で乳酸が溜まってしまうので、毎日筋肉痛でした。

若い頃だから出来た仕事ですね。今なら到底無理です。もうあんなに走れないし、あの時のような爽やかな笑顔で力仕事は出来ないですね。だから今でも、引越し屋さんで頑張ってる人を見ると尊敬しますし、心の中で尊敬してます。雪が溶けて春になったら、また忙しくなりますね。

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