以前、まだ就職活動中の学生だった頃に
某お引越し業者の面接試験を受けたことがあります。
筆記試験と、経営幹部からの面接試験の二つがセットになっている
というタイプもので、ものすごく緊張していたのをよく覚えています。
業者としての名前は、地元ではソコソコ有名なほうに入るくらいの
結構知名度のある会社だったのですが、
ふと思い返してみると、周囲に『利用したよ』という人間は
ひとりもいなかったような気がします。
でも、ちょうど”ザ・就職氷河期”という時代でしたので、
四の五の言ってられなかったこともあって、
求人票で見つけて、即駆け込むように応募しました。
応募者が思いのほか多かったそうなのですが、
比較的、その会社が自宅から近い距離にあったことや
わたしの年齢なども関係して(後から帰り際に教えてもらった話です。)
なんとか書類選考をパスして、そのセット面接まで行ったのですが…。
もちろん結果は、ご想像のとおりバツでした。不採用です。
原因になるのかはハッキリとはわからないのですが、
わたしがコレといった個性や、押しの強さがなかったために
人手のたりない営業に回せないと判断されたのが大きかったようです。
そんな話を不合格になった自分が知っているというのも、
いってみれば、またちょっとおかしな話なのですが。
それが、今に至っている。なんだか不思議な縁を感じてしまいました。