ニュースなどでありがちな、お隣のかたへのインタビュー。
プライバシーへの配慮から顔や声に、一部手を加えてることも
ありますが、どうも最近多くなったと感じるのが
「どんなかたが住んでいるのか、知りませんでした」という答え。
中には、今日のニュースで初めてテレビを通して顔を見たとか、
そんなコメントも、珍しい事ではなくなった気がします。
昔は、幾らかの差はあってもドコも近所同士、助け合いだったと思います。
今でも、割りと農・漁業が盛んな地方へ行くと、
ざっくばらんというか、誰にでもフレンドリーな方が多い気が。
なぜか、都市のほうだと隣同士の関係が希薄になっちゃうんですよね。
できるだけ面倒なことには関わりあいたくない、っていう気持ちが
強いのと、人に気持ちを向けられるほどの余裕がナイのがホンネかな。
ちょっと歩くだけで、24時間ほとんどのものが購入できる施設があって、
家に帰らなくても何でも用事が済ませられちゃうような、便利な
商業施設も多数存在しているのに、なぜか余裕がないんですよね。
お金とココロのゆとりって、関係ないんでしょうね。
脱サラをして、都会の家から田舎へ引っ越して暮らすことを
選んだひとたちが少なくないのは、そういう事なのかも。
豊かな生活って、実際なんなんでしょうね。
何をするにも必要なお金、でも人を狂わせる力のあるお金。
幸せに生きるって、難しいなぁって時々しみじみと思ってしまいます。
…って、すっかり辛気臭くなっちゃいました。