引っ越しの時もおソバですけど、年末に食べるのもおソバですよね。
日本人は蕎麦が好きだからなのかな?と、適当な理由をつけて
なんとなく自分のなかで納得をしていました。
でもちょっと違うんだそうですね。
年越しの時に食べるのは、金やら銀の職人さんが仕事終わりに
部屋中に細かく散ってしまった粉を集めるために、ソバを丸めて
その辺を転がしたというのが元だ、という話を聞いたことがあります。
ちなみに年越しのほうは温かいおダシを使った、掛け蕎麦ですけど
引っ越しソバは、ザルとかの盛りソバが多いですよね。
前者のほうはダシを吸ってのびやすいので、長生きするように
みたいな意味合いが込められているという話もありますが、
後者のほうは、多分ササっと食べられるし
まだ荷物だらけの場所がないような部屋でも食べやすいということで
盛りソバなんだというお話もあるようです。
ちなみにこちらの意味は、“おそばに来ました”っていう事なんだとか。
地域によって転居してきた人間がふるまう場合と、
迎える側の人間が越してきた人にふるまう場合と分かれるようです。
うーん、もうほとんどダジャレの域ですよね。
でもお蕎麦じゃなくても、食事が関係している時って大体みんな
比較的、リラックスしてお話ができる事が多いような気がします。
余談ですが、ご近所への転居挨拶で手作りお菓子をいきなり持っていくと
なぜかしら嫌味な印象を与える確率が高いようなので、
ある程度仲良くなるまで待った方が良さそうです。