不鮮明な書類

引越し屋さんが置いて行った見積もりをふと見ていて、

偶然発見してしまった誤字脱字を、つい赤のマーカーなどで

正したくなってしまうクセが、自分にあることに気が付きました。

どうせもう、その紙を見てやりとりする可能性はかなり低いし

急いでメモを取ったのだから、仕方がないのだとは

頭では分かりつつも、ついついペンを入れてしまっています。

でも、中にはそういう“ツッコミ”が大事な事もあります。

日本語っておかしなもので、同じ発音をするのに

全く違う意味になってしまう言葉も結構あるんですよね。

せっかく“証拠”として取っておく書類なワケですから、

意味のあるものにするためには、気が付いたら

その場で確認をしてみる、っていうのもイイ手だと思います。

書き損じや、判別不能だと感じる文字なんかもそうですね。

例えば人によっては書き方が随分と変わってくるのが数字です。

1や7,9などが代表的な例ですね。

あとは、0なのか6なのか判断に迷うタイプもあります。

書きなぐりっていえばいいのでしょうか。

書いた本人にすら後から分からなくなったりする場合もありますので、

記憶がお互いにハッキリしている、その場で確認をしましょう。

遠まわしに「字が汚い」と言っているようなものなので、

奥ゆかしいかたや、根が優しいかたには少々難しいかもしれません。

でも、こちらはお客様なんですから

そんな“書きなぐった不鮮明な資料”を渡しているっていうのは

実はとっても失礼な事なんですよね。

後で発生しかねないトラブルを防ぐためでもあるし、

その書き手の将来のためにも、

確認を装って指摘してあげたほうが親切かもしれません。

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