福岡県 引越情報
福岡県ってどんなところ？どんな街があって、どれくらい人が住んでいるのか？盛んな産業は？など、引越しをするのなら知っておきたい情報をご紹介しましょう。
福岡県に引っ越すための基本情報
福岡県は九州の玄関口でもあるので、本州から九州各地へ、また逆に九州各地から本州へ向かう交通機関が発達しています。さらに博多港や福岡空港からは韓国や中国などのアジア圏へも行くことができます。福岡から東京まで約880KMの距離がありますが、なんと福岡から中国・上海までは約890KMとのこと。ほとんど同じ距離なのです。韓国・ソウルにいたっては約540KM。いかにアジアに近いかがわかりますね。
県の人口は約508万人（2012年現在）で、年々少しずつ増加しています。県庁所在地の福岡市は九州最大の都市で、人口は約150万人。福岡市とともに政令指定都市になっている北九州市は97万人強の人が住んでいます。日本海沿いの地域は日本海側気候なので、晴れの日があまり多くなく、冬には強風や風雪、波浪注意報が発令されることもあります。久留米市や八女市などの内陸部は寒暖の差が大きく、夏は暑く冬はぐっと冷え込むことがあります。福岡県でもときおり雪が降ることがありますが、特に内陸部は積雪しやすいエリアです。その他の地域は温暖で、降水量も多くありません。
福岡県の観光は？
辛子明太子やラーメン、もつ鍋や水炊き、がめ煮（筑前煮）などおいしいものがいっぱい。福岡市の夜は屋台に繰り出しましょう。バラエティ豊かな屋台がたくさん並んでいるので、何度行っても飽きることはありません。
本州・山口県の下関市から関門橋または関門トンネルを越えて九州に入る際に、必ず通るのが北九州市門司区です。門司はとてもレトロな街並みで、おしゃれで雰囲気のある建物ばかり。ライトアップされる夜の門司も素敵です。独特の口上がおもしろいバナナの叩き売りや最近人気の焼きカレーは、ここが発祥です。久留米市には、昔ながらの家々が残る町並み保存地区があります。
学問の神・菅原道真公（天神さま）をまつる太宰府天満宮は、全国各地から毎年200万人以上もの参拝者が訪れる神社です。境内には梅や桜が植えられ、特に梅は約200種・約6000本もあり梅の名所となっています。またご神木の飛梅が本殿前に植えられています。参道には、名物の梅ヶ枝餅を売っているお店が並んでいます。
福岡県はお祭りが盛んで、県内には様々なお祭りがあります。全国的に有名なのが、５月の博多どんたく、７月の博多祇園山笠、10月の博多おくんちでしょう。すべて福岡市の櫛田神社に関連する由緒正しいお祭りです。
福岡県ってどんな産業が中心なの？
水田が多く、夢つくしといった県産米が作られています。種苗や苗木等の産出額が全国１位。２位のものはイチゴやキウイフルーツ、いちじくといった果物類や小麦、イ草などがあります。「あまおう」はこの県生まれのイチゴで、「あかい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字をとって名づけられました。他にも博多なすや福岡レタス、八女茶などいろいろな食材のブランド化を進めています。またタケノコの有数の産地で国内２位の生産量がありますし、ブナシメジやエノキタケも３位にランクインしています。
三方を海に囲まれた福岡県では、沖合漁業・沿岸漁業・内水面漁業と多様な漁業が行われており、サバやアジ、カレイなどが水揚げされます。また有明海では、海苔やカキの養殖が行われています。特に海苔は、国内の約４割のシェアを占めます。干潟では、ムツゴロウやトビハゼといった魚類、アサリやハマグリなどの貝類も豊富に獲れます。
北九州市では鉄鋼業や製造業が、久留米市はゴム製品の製造が盛んですし、県内各地に自動車メーカーの工場が進出しています。商業も発展しており、卸売業の年間販売額は九州全体の約６割のシェアがあり、全国でも４位を誇ります。伝統工芸品には、博多人形や久留米絣などがあります。