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京都府 引越情報

京都府ってどんなところ?どんな街があって、どれくらい人が住んでいるのか?盛んな産業は?など、引越しをするのなら知っておきたい情報をご紹介しましょう。

京都府に引っ越すための基本情報

「○○の小京都」と言われる場所が全国にあるように、日本を象徴するところと言えるでしょう。京都市を中心に歴史的な場所や建物がそこここにある京都府は、修学旅行先にする学校が多いようですし、海外からも大勢やってきます。世界に通ずる観光の街なのです。その証拠に、2012年、アメリカの旅行雑誌が選ぶ世界の観光都市ランキングで京都市が9位に入りました。トップテンに日本の都市が入るのは初めてとのこと。「風景、文化・芸術、レストラン・食べ物、ショッピング」の5つが採点のポイントだそうです。これらは海外の観光客だけでなく、地元の人にとっても住みやすいポイントではないでしょうか。

地形は北西から南東方向に細長く、ほぼ真ん中にある丹波山地を境に気候や風景が異なります。日本海沿岸は、日本三景の一つ・天橋立をはじめ風光明媚な海岸線が続いています。ただ北部の冬は、豪雪地帯となるエリアがあります。また盆地が多いのですが、盆地は寒暖差が大きくなります。人口は約263万人(2012年現在)、そのうち京都市が147万人と過半数を占めます。次は宇治市が19万人で、あとはすべて10万人に満たないという一極集中となっています。

京都府の観光は?

数々の神社・仏閣、大政奉還の舞台となった二条城、桜や紅葉の名所でもある嵐山、京都の台所・錦市場など、京都市およびその周辺は誰もが知っている名所がたくさんあります。また京都タワーが高く伸びていたり伝統産業が今風のおしゃれに変身していたりと近代的な面も多々ありますし、ドラマや小説などに登場する機会も多いのでロケ地を巡るという楽しみ方もできます。歴史・自然・テーマパーク・食・ショッピングと多彩に楽しめるエリアです。

見所は中心部だけではありません。奈良県側の山城地方では、お寺や神社以外に遺跡も多くあります。また一休さんのお寺・酬恩庵一休寺もあります。中央部の山地ではアウトドアが楽しめますし、農業が盛んなエリアなので観光農園もたくさんあります。北部は海沿いの風景が圧巻。松並木が天への架け橋のように見える天橋立は、日本三景の一つです。伊根町の舟屋は個々の家の1階が船着き場という変わった造りですが、情緒を醸し出しています。舞鶴は海上自衛隊や海上保安庁の基地、さらに赤レンガの倉庫群があるので、一般的な港とは雰囲気が少し違うでしょう。ただ漁港でもあるので、おいしい魚が堪能できます。

京都府ってどんな産業が中心なの?

古より日本の中心として栄えてきた京都府には、伝統工芸が数多くあります。高級絹織物の西陣織、染めの技法である京友禅や京小紋、仏具や調度品・帯締などに使用される京くみひも、平安時代の貴族子どもが遊び始めるようになった京人形など様々あり、ずっと引き継がれてきています。

地域によって発展している産業が異なり、京都市や宇治市などを中心とした南部は、観光業で成り立っていると言っても過言ではありません。少し移動すれば、有名な神社・仏閣や歴史的な出来事が起こった地に出るほど見所がいっぱい。伝統工芸を扱うお店・京らしい漬物や小物などを置いた土産屋も多く建ち並んでいます。一日あるいは半日使って市内を巡る観光バスが京都駅から毎日出発しており、いろんなコースが設定されています。保津川下りやトロッコ列車で有名な保津川峡や天橋立など、自然の魅力も詰まっています。

中部では、北山杉や松茸などの林業や農業が中心です。丹波と呼ばれるエリアでは、黒豆や小豆、栗などが採れ、良質の食材として知られています。農業といえば、京野菜もはずせません。京都府内で作られている野菜のことですが、特に他地域であまり見られない野菜を伝統野菜やブランド京野菜とされています。

北部は水産業と水運業が盛んです。特に舞鶴港は京都府最大の港で、漁港としてまた貿易港や軍港として重要な役割を担っています。また丹後ちりめんの里でもあります。