山口県 引越情報
山口県ってどんなところ？どんな街があって、どれくらい人が住んでいるのか？盛んな産業は？など、引越しをするのなら知っておきたい情報をご紹介しましょう。
山口県に引っ越すための基本情報
山口県は、８人の総理大臣や幕末期に活躍した吉田松陰や高杉新作など偉大な人物を大勢輩出しています。
本州の一番西、関門橋および関門トンネルで九州とつながっており、さらに福岡県から九州各地や海外へ、島根県へ、広島県から四国へ、と行動範囲が広がります。ショッピングやレジャーにも非常に便利な立地です。もちろん、山口県も魅力的。産業がバランスよく発展しており、自然も豊かです。
県の人口は2012年現在で約144万人。県庁所在地の山口市よりも下関市が一番人口の多い市です。所によっては積雪がありますが、全般的には雪はほとんど降りません。ときおり雨や風の影響も受けますが、自然災害は少ないと言えるでしょう。三方が海に面しているため海岸線は1500ＫＭもの長さがあり、穏やかな瀬戸内海、霧の発生もみられる関門海峡、荒々しい日本海と三様の風景が見られます。この県に属する島は240もあり、その中で人が住んでいる島は21で有人離島数は全国で３番目です。
風光明媚な景勝地が多々あり、産業が盛んで、おいしい食材が揃い、立地においても気候においても暮らしやすい。そんな山口県は「住み良さ日本一の元気県」を目指しています。きっと今後ますます住みやすくなるであろう山口県なら、引っ越した後も安心ですね。
山口県の観光は？
一度は行ってみたい、そんな観光地があります。それは秋吉台と秋芳洞。秋吉台は日本一広いカルスト台地で、春や夏は緑に覆われ、秋はススキや草花が風に揺れ、冬の山焼きと四季折々の風景があります。秋芳洞は東洋一の鍾乳洞で、何億年もの時を経てできた神秘の空間です。近くにはサファリパークもあります。ＣＭなどでもたびたび登場する角島大橋や角島灯台がある角島も、ぜひ訪れたい場所です。
錦帯橋も山口県を代表する観光地で、５連のアーチが素晴らしい木造の橋です。日本三名橋の眺めて美しい橋ですが、実際に渡ると江戸時代にタイムスリップしたような気分に。国宝の五重塔が建つ瑠璃光寺は桜や梅の名所なので、ぜひ花のシーズンに訪れてください。防府天満宮は学問の神様として知られており、特に初詣や受験シーズンの頃はたいへん賑わいます。城下町・萩市も商都・柳井市も当時の面影が残っており、風情のある町並みです。歴史的な戦いの場になった壇ノ浦や巌流島もここにあるんですよ。
新山口駅から津和野駅の間を走るＳＬやまぐち号は、鉄道ファンでなくても魅了されるはず。見るもよし、乗るもよし。ノスタルジックな時を過ごしましょう。温泉もいくつかあり、湯田温泉や川棚温泉などは人気の温泉地です。
山口県ってどんな産業が中心なの？
瀬戸内側は、石油・化学・鉄鋼・造船などの重化学工業を中心に栄えています。山陽小野田市にはセメント町・硫酸町・火薬町といった地名があることからも、工業で発展してきたことが伺えます。瀬戸内工業地帯の一角である周南市は、工場のある風景としても知られています。またアジアに近い立地を生かして、貿易業も盛んです。
三方が海に囲まれているため、水産資源に恵まれています。まずはフグでしょう。下関市は日本一多くフグを取り扱っており、地元では縁起を担いで「フク」と呼びます。漁獲量としては、フグ類やタイ類、サザエ、アワビなど国内の上位を占める種類がたくさんあります。カマボコやウニの瓶詰といった水産加工も盛んです。かつては捕鯨が行われていましたが、現在は商業捕鯨はできず調査捕鯨のみで、下関市が調査捕鯨の基地となっています。
自然環境が多様なため、県内では稲作を中心にいろんな作物が作られており、キャベツやタマネギといった野菜の生産、温州ミカンやナシなどのフルーツ栽培、花卉栽培などが行われています。岩国市はレンコンの出荷量が多いのですが、通常のレンコンの穴が８つなのに対して岩国レンコンは穴が９つある（例外もあり）と言われています。