少しでも安くすませたい、と思うのは、こんなご時世なら当然のことかと思います。特に、引っ越しなどの大きなお金が動くタイミングではなおさら、少しでもぴいから切りつめたいと思うのが普通の感覚ではないでしょうか。

しかしながら、引っ越し料金は、見積もり金額の安い・高いだけで単純に比較できないのが難しいところですよね。それではいっそのこと、引っ越し業者に頼まずに自分で引っ越しを全て行ってしまおうと思った場合、一体どのくらいオトクになるのでしょうか。

例えば、運送においては、一般の自動車では運びきれませんので、トラックなどをレンタカーで借りる必要があるかと思います。軽トラックの場合、おおよそ半日で一万円以下で借りられることが一般的ですので、近隣への引っ越しであれば、時間も時湯に決められて経済的かもしれません。ただし、軽トラックに荷物を大量に詰め込んで運転するのは、一般ドライバーには至難の業ですので、くれぐれも気をつけましょう。一般的に運転する乗用車以上の重量が積載されますので、ハンドル操作が非常に困難になります。また、単身であれば一回の運送で済んでしまうかもしれませんが、ファミリーなどの場合は、軽トラックでは、とてもではありませんが、荷物が乗りきらないでしょう。一般ドライバーはトラックの運転免許がありませんので、普通自動車免許で運転できる範囲のクルマを利用するとなると、結構な手間が想定されます。

また、荷物の詰め込みはもちろん、新居に到着した際に荷物の搬入についても、素人では結構難しいので、注意が必要です。集合住宅の場合、一階住居であればそれほど困難はありませんが、上位階ですと、大型家具や冷蔵庫といった家電製品は、プロのチカラとコツがないとなかなか運ぶのが難しいアイテムです。

ご自身での引っ越しは、梱包やクルマの手配と言った準備面では問題が少ないのですが、運送や搬入といった「スタッフのちから」が必要な部分においては、非常にリスクが高いと考えられます。友人・知人に応援を頼むと、お礼と称した食事会などで、結局のところ出費は免れません。

安く引っ越しをしたい場合、どのような選択がご自身にあっているのか、よく考えてみることをオススメします。