福井県 引越情報
福井県ってどんなところ?どんな街があって、どれくらい人が住んでいるのか?盛んな産業は?など、引越しをするのなら知っておきたい情報をご紹介しましょう。
福井県に引っ越すための基本情報
福井県民は、日本で一番幸せ。都道府県ごとに、40個のデータを5つの部門に分けて点数を出し、順位付けしたのが「幸福度ランキング」。その1位に見事輝いたのが福井県なのです。上位の県に共通しているのは、自然に囲まれた環境や恵まれた海の幸・山の幸、また文化や歴史があり、その土地に適した産業が根付いているといった利点があります。さらに就業率が高く、福祉や教育、子育て支援が充実しています。便利だからとか有名な観光地だからなどという視点ではなく、生活に密着したデータから算出した結果ですから、とても住みやすい県と言えるのです。新しく住む場所として安心ですよね。
県の人口は、2012年現在で約80万人。「越山若水(えつざんじゃくすい)」と言われるくらい美しい自然に囲まれた土地で、緑溢れる越前の山々と若狭の澄んだ水が自慢です。全域が豪雪地帯で、一部は特別豪雪地帯に指定されています。ただ全般的に厳しく冷え込むことはなく、冬でも雪より雨の降る日が多いとされています。
若狭湾はリアス式海岸で入り組んでおり、海岸美が堪能できます。また豊富な漁場でサバがよく獲れたため、昔は塩をまぶしたサバを若狭から京都まで徒歩で運んでいました。いまでもその名残があり、この道は「鯖街道」と呼ばれ、沿線では鯖寿司などサバを使った料理が名物となっています。
福井県の観光は?
県を代表する観光地は、東尋坊でしょう。波によって削られた岩肌が連なり、その険しさや岩壁の高さ、そして日本海の荒波が合わさって迫力のある風景を見せてくれます。国の名勝および天然記念物に認定されています。同じく名勝になっている三方五湖。5つの湖はそれぞれ水質が異なっているため、違う色に見えるという不思議なところです。その色の違いと景勝を、三方五湖レインボーラインの展望台から確かめてみてください。
曹洞宗の大本山である永平寺には、宗派を問わず、多くの人々が参拝に訪れます。荘厳な雰囲気の中、広大な敷地を巡ってみましょう。敷地内にはたくさんの建造物があり、歴史を感じることができます。北陸地方では唯一、天守閣が現存しているお城が丸岡城。国内の現存する天守閣の中でも最古と言われ、国の重要文化財に指定されています。
観光の拠点ともなる芦原(あわら)温泉は、前述した東尋坊や永平寺、丸岡城にも、また海水浴やスキー場、ゴルフ場などへも便利に移動できます。どこへ行くにも便利ということは、県内に住んでいる人もあわら温泉に気軽に来られるということですよね。落ち着いた雰囲気の温泉街なので、日頃の疲れを癒すには最適でしょう。温泉療法医がすすめる名湯百選の一つでもあります。
福井県ってどんな産業が中心なの?
福井県は稲作中心で、全国屈指の米どころ。良質なお米がたくさん収穫できます。様々な海産物の中でも、越前ガニとサバははずせません。越前ガニとは、北陸地方で獲れるズワイガニのこと。冬を代表する味覚ですね。若狭湾の海の幸といえばサバでしょう。サバを使った鯖寿司やへしこなどはお土産としても人気ですが、福井県に移り住んだなら、サバを丸ごと焼いた浜焼き鯖が欠かせない食材となるかもしれません。栄養満点の青魚ですから、毎日でも食べたいですね。他に、若狭ガレイや若狭フグなども有名です。
鯖江市と言えば、メガネという発想をされる方は多いと思います。メガネフレームは全国シェアの9割を占めます。繊維産業も主な産業の一つで、明治時代から最高級品の織物・羽二重が生産されていました。羽二重は軽くて柔らかく、光沢感が特徴です。いまは合成繊維など多様な繊維を扱っています。さらに、機械工業や化学工業も発展してきています。