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山梨県 引越情報

山梨県ってどんなところ?どんな街があって、どれくらい人が住んでいるのか?盛んな産業は?など、引越しをするのなら知っておきたい情報をご紹介しましょう。

山梨県に引っ越すための基本情報

山梨県の立ち位置は少し微妙。場合によって、中部地方だったり関東地方あるいは首都圏だったりするからです。また「富士山は何県か?」とよく静岡県との間で話題になります。山梨県は、そんな静岡県をはじめ5都県と隣接する内陸県です。人口は86万人弱(2012年現在)。甲府市は20万人近くいますが、その他はすべて8万人以下です。

県庁所在地でありながら、甲府市の水道水はおいしいと評判。山々に囲まれ、ミネラルウォーターの約4割はこの県の水なのですから納得です。水がおいしければ、おいしいお酒もできます。ワインのほか、日本酒やウィスキー、地ビールも造られ、お酒好きにはたまらない土地ですから、引っ越しするととても楽しいかもしれませんね

甲府市や山梨市などがある甲府盆地は、盆地特有の寒暖の差が大きい気候です。年間降水量は少なく、積雪もほとんどありません。富士山や八ヶ岳など山のふもとは降水量が多く、冬は厳しい寒さが続きますが、夏は避暑地として賑わいます。

「暮らしやすさ日本一の県づくり」を掲げていて、経済の活性化、医療福祉や教育の充実、まちづくりの推進などを行ってきました。さらなる計画も進められているようなので、山梨県に引越しされるなら、そういった情報も調べておくといいかもしれません。

山梨県の観光は?

国立公園に指定されている富士山周辺は見所いっぱい、魅力たっぷり。「富士五湖」といわれる5つの湖はこの県にあります。富士山周辺でも特に富士五湖の辺りは一大観光地となっており、ペンションや民宿、キャンプ場も多数あります。合宿なども行われますし、釣りやサイクリング、ボートなど、多くのレジャーが楽しめます。様々な俗説のある青木ヶ原樹海ですが、ここもキャンプ場や公園などが整備された観光地です。遊歩道もあり、道をそれなければ迷うことはありません。とはいえ、国立公園の特別保護地域および特別地区なので、林道以外に入ることは禁止されています。富士山の雪解け水が湧く8カ所の泉「忍野八海(おしのはっかい)」も神秘的なところです。数々の絶叫マシンがある富士急ハイランドもあり、富士山周辺ではいろんな体験ができます。

富士山ばかりが注目されがちですが、2000メートル越えの山々に囲まれている県なので、渓谷や自然公園などの自然美が楽しめる場所はまだまだあります。八ヶ岳のふもとの清里は、高原リゾートを満喫できる人気の観光地です。夏は避暑地として、冬はスキー場、また八ヶ岳登山にと、年中、観光客が集まってきます。

国内有数のブドウやワインの生産地でもあるのでワイナリーもいくつかあり、ワインが好きな方は、ワイナリー巡りをしたり、飲み比べをしたりといった楽しみ方もできます。さらに日本酒や地ビール、ウィスキーの醸造所もあり、工場見学もできます。山梨県は甲斐の国。甲斐といえば、武田信玄でしょう。信玄ゆかりの地や寺社・お祭りもあります。

その武田信玄が野戦食として選んだといわれる郷土食・ほうとうは、野菜のうまみたっぷり。B級グルメとして話題となった甲府鳥もつ煮もぜひ、味わってみてください。

どんな産業が中心なの?

フルーツ王国・山梨県では、ブドウやモモ、サクランボなどの果樹栽培が盛んです。都心から近い立地と富士山をはじめとした雄大な自然を生かしての観光業が活発ですが、フルーツ狩りを売りにした観光農園も多数あります。また全国の3割を占めるワイン王国で、国産だからこそ和食とも合うワインが楽しめます。

キレイな湧水が多いことと東京に近いため輸送コストがあまりかからないという利点から、ミネラルウォーターは国内生産量の約4割。南アルプス山麓や富士山などの水が採取されています。このキレイな水を利用する、精密機械産業も盛んです。

ジュエリーの一大産地でもあります。昔は石英(水晶)の採掘地だったのですが、現在は採れません。しかし、原石を輸入し、原石の加工と貴金属加工を行っています。研磨宝飾製品の出荷額は全国一位です。