自分でできる、カンタンなお部屋のメンテナンス④

そのほか、引っ越し後のメンテナンスとしては、部屋の結露についても気を付けておいた方がいいかもしれません。結露は、住んでみないとなかなかわからない問題ですので、引っ越し前は特に気にしていなかったのに、暮らしてみるとトラブルになってしまうこともしばしば。

そもそも、結露は、機密性の高いマンションで発生しやすい現象で、鉄筋コンクリートでできていて、窓が少なかったり換気扇などが少ないとなりやすいと言われています。さらに、室内で洗濯物を部屋干ししていたりすると皿に湿気がたまりやすくなってしまい、結露の原因となってしまうようです。

対策としては、まず、なるべく室内の湿気を少なくなるようにしましょう、たとえば、洗濯物を室内に干したり、お湯を沸かしたり、といった水蒸気などが発生しやすい状況の場合は、必ず換気扇を回すなど、湿気を外に出す工夫をするようにしましょう。特に、機密性の高いマンションの場合は、常に換気扇を回しておくくらいの対策でもいいかもしれません。

また、普段は使っていない押し入れやタンス、クローゼットも、定期的に換気をするようにしましょう。晴れた日などに開けっ放しにして換気をしたり、すのこなどを利用して空気が通りやすいように道を作ってあげるといいでしょう。

そのほか、冬に使う石油ストーブなども要注意です。石油ストーブなどは、ガスを燃焼させる際に大量の水所気を作ってしまいますので、結露の原因となりやすくなります。結露を放っておくと、カビやにおいの原因となりやすくなりますので、こまめに対応するようにしましょう。

結露は、引っ越し前の外観などからではなかなかわからないことが多いので、どうしても悩んでしまいがちですが、湿度の高い日本では、どうしても避けて通れないメンテナンスの一つです。決してあきらめたり悲観したりせず、こまめに対処していくようにしましょう。

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