悪徳業者を見抜くには
「訪問見積り」で引越し事業者とのトラブルを回避しましょう
ネット見積りで比較して、ある程度引越し業者さんを絞り込んだら、実際に引越し業者さんに自宅に来てもらって訪問見積りをしてもらいましょう。ネットでの見積りは、あくまでも概算の金額です。独身、単身者で荷物点数も少ないという方はネットのみでも問題ない場合もありますが、建物の構造や立地状況で引越し料金が変わってくる場合があります。また訪問見積りすることで悪徳業者を見極めることもでき、「見積りトラブル」「家具等の破損トラブル」を避けることができるようになります。単身でも荷物が多い方や家族でお引越しをされる方は訪問見積りをしてもらいましょう。
また、引越しの悪徳業者の見抜き方には、以下のようなチェックポイントがあります。
【引越し業者のトラックのナンバーが白だった!】
引越し業者のトラックのナンバープレートの色で悪徳業者かどうかが判断できるって知っていましたか。通常引越し業者のナンバープレートの色は、緑色の一般貨物自動車運送事業者用のプレートか黒色の貨物軽自動車運送業事業者用のプレートのどちらか。それ以外の色(黄色や白色のナンバーなど)は陸運局より許可の下りていない業者となり、違法となります。
※但し、陸運局の許可がおりている場合は白ナンバー営業ができます。その際は、許可証を保持しているはずですので提示してもらって下さい。
さらに、違法な引越し業者を利用した場合、その業者による物損や紛失等のトラブルは補償を受けることができません。さらに違法な引越し業者を利用すると利用した側も違法となり罰せられてしまうので注意しましょう。
【内金・手付金を要求された!】
手付金・予約金などは、国土交通省が定める「標準引越運送約款」に基づき、禁止されています。「手付金」「予約金」「仮契約金」などを請求し、引越し前に依頼者側から料金の一部を受けとることで、キャンセルのしづらい状況を作る業者がありますので、注意しましょう。これらは、違法な営業行為であり、違法な引越し事業者=悪徳業者となります。
※引越し料金の前払いについては違法ではありません。契約の際に渡される引越し約款を確認しておきましょう。
【「引越し運送約款」を提示しない!】
国土交通省が出している「標準引越運送約款」というものがあります。これは、引越し業者が見積り時に必ず提示する義務があります。約款には一部下記のような内容が記載されています。
- 引越し見積もりは、基本無料
- 内金・手付金は払わなくてもOK
- 引越しのキャンセルは、2日前までならキャンセル料は発生しない
- 家財や部屋に傷がついたり破損した場合、 引越しから3ヶ月以内であれば補償される
その他にも記載されてありますので見積もり時に引越し業者が提示する約款を確認しておきましょう。