迅速さって大切

引越し業者を探す手段って、考えてみると実は結構限られていますよね。

例えば、電話帳の一覧から手当たり次第に電話してみる。

それも名前や広告のマークだけ見ていても、あまりよく分からないですよね。

結局、テレビのCMなどで耳や記憶に残っている業者なんかを

優先的に当たってみる、という事になると思います。

あとはインターネットで一斉検索をかけてみる、だとか

どこかの、“業者一括見積もりを行なってくれるサイト”を利用する位でしょうか。

それも少しリスクが伴ないますよね。

見積もりの依頼をする時間帯によっては、とある日の時間帯めがけて

ひっきりなしに電話が殺到する、という事態があると予想されます。

具体的に言うと、依頼した時間が夜9時を過ぎている場合は

翌日の朝、8時半を過ぎたような位の時間帯に、連絡が集中します。

営業時間は9時や10時からでも、人間そのものは出社しているので

パソコンの画面を見て、すぐにアクションをしてきます。

むしろ、そういう即アクションが無いような業者は

対応がのんびりしすぎていて、ちょっと問題アリかもしれません。

後日、もし契約となった場合も、

こちらからの質問がある場合や何らかの依頼をしたくても、

なかなか連絡が通らなかったり、メールの返事が1日以上過ぎていたり。

迅速に対応できるかどうか、というのはかなり重要なチェックポイントです。

祝日だったり、真夜中だというようなレアなケースを除けば

そういう所でも向こうの“誠意の度合い”を測る事が出来るかもしれないですね。

最低限の選考基準

何が気にくわないのでしょう?

こちらから電話帳などで調べて、わざわざ電話をして

後日の見積もりのお願いをしたのに、どうも電話口から聞こえてくるのは

窓口だと考えられるかたからの、事務的で冷たい反応でした。

引越し業者は、その半分くらいが元運送会社だったという業者が

多かったりするので、その名残りの一つなのかもしれません。

本来は、会社を代表して一番頻繁にお客様と接することになる、

メインの印象の“おおもと”になる、大切な役目なのですが…。

どうしても、アルバイトさんなどを雇う事が多いせいか

その意識が低いかたが多くなってしまうのかもしれませんね。

電話をしたキッカケは、見積もりなどの“依頼”なのですが、

その対応のマズさから一転して“クレーム”になってしまいます。

続いて電話口に出る人間には、相当の機転の良さが求められます。

そもそも、フリーダイヤルならまだしも、お客様からの

電話代を頂いて、わざわざお仕事を振っていただいているのですから

「ありがとうございます」という気持ちでいるべきなのですが。

どうも、その感謝の気持ちが抜け落ちているかたが圧倒的に多いです。

フリーダイヤルだったとして、こちらからの働き掛けではなく

御自分の時間を削って、数ある業者の中からその業者を

選んで連絡をしてくれた、という事にまずお礼を言うのが当然です。

その気持ち、たった一言があるか・ナイかで印象は変わるようです。

ヘタをすると180度変わってしまう事も。

そういう事が自然に出来る教育をするのは、最低限な必要だと思うのですが。

借家住まいも良いかも!?

念願かなってマイホームを手に入れ、既に十数年、

最初のうちは念入りにお掃除をし、定期的にワックスがけもし、

窓ガラスもピッカピカ、お庭の手入れも行き届いていたのが、

だんだん不景気の波に押し流され、

ローンの支払いに追われ、共働きを余儀なくされたのか、

細かなところのお手入れが追い付かず、

ちょっとお疲れモードのマイホームを結構目にします。

せっかく手に入れたマイホームですから

きっとキチンとお手入れをしたいんだろうにな…。

そうなると家の中も不要物の整理などが後回しになって

知らず知らずのうちに家の中が物であふれている

という事にもなりかねません。

建てて10年も経つとそろそろ外壁や暖房、ボイラーなどに

不具合も生じ始めます。

それの補修をするとまた借り入れやローンが増えてしまいます。

するとまた仕事が増えて、

という具合に悪循環が続くことにもなりかねません。

家を管理していくのも難しいものですね。

あーあ、これで引っ越しでもすれば不要物の整理も出来るし、

引っ越した先では綺麗な状態の家での生活が始まるし、

いろんな補修も大家さん任せで、

頭を抱える事も、お財布が痛むことも無いのに。

案外、借家暮らしも気楽でいいものなんですね。

でも、殆んどの人はいずれは自分の家を持ちたいと思っているんでしょうね。

まあ、それはそれで、目標にして頑張れるから良いのかな。

誤魔化しは自分の為にならない

見積もりの時に提示された金額と、

実際の引越しの時に支払いを要求された金額が違っていた。

そういうトラブルって、結構よくあるみたいですね。

原因は色々とあると思います。

例えば、見積もりの時には気が付かなかった大型の家具が

当日に急に発見されたという場合。

実際に車輌に積み込んで搬送するとき、

荷物の量に比べて、あまりに車輌の貨物スペースのほうが大きい

という時は、積み込んだ荷物が安定しない事になります。

そうなれば“遊び”の部分が出来て、カタカタと動いてしまいます。

荷物の破損が起きる原因にもなりかねないので、できるだけ

“遊び”の少ない積み方ができるような車輌を選ぶようにしています。

だからと言って、あまりにギュウギュウに詰め込んでしまうと

これまた、無理をすることにもなってしまいますので

偏りが出来たり、無茶な方向にちからがかかるという事から

破損する可能性が高くなってしまいますよね。

見積もり時に得た、運搬する予定の荷物の量から

プロの目で、ちょうどいい大きさの車輌を使用しています。

もちろん、スペースを詰めてある程度固定するための道具なども

一緒に持ってくる事になっているので、その分も計算してあります。

幾ら見積もりを安くして欲しいからといって、

業者から見えないように隠しておくと、後から追加の車輌が必要になって

余分なお金がかかってしまう、という可能性も否定できません。

自分のためにも、その点の誤魔化しは避けたほうが無難だと思われます。

慎重さ

ちょうど時期的なものなんだと思いますが、カルガモ親子の巣、

というか住みかのお引っ越しが、テレビなどでも最近出ていますよね。

本来は、代々ずっと受け継ぐように使用してきた場所があるのに、

そこには天敵があまりにも数多く存在しているので、

人工的な空間ではあるけれど、そこから少し離れた場所にある、

天敵が少なくて、子育てに不安が少なそうな所で育てていくために

お引っ越しをすることにしたんじゃないか、っていう事みたいですね。

でも、その場所にも天敵が居ないわけではない事もあって、

すぐ近くの会社が、そのカルガモ専属の係を設置して保護してくれています。

さすがに人工的な場所で、ずっと子育てを続けていくのは

ある程度の成長をしたところで、狭すぎて難しくなっちゃうんですよね。

だから、ある時点で親鳥が判断をして、もっと広い場所に移動するそうです。

でも、凄いですよね。

何度も何度も足しげく?通って、お母さん鳥たった一人で

良さそうな場所の下見を続けていって、更に決断もするんですよね。

ひとことで言っちゃうと、母親の愛っていう事なのかもしれませんけれど。

鳥ですらそんなに慎重なんですから、人間ならもっと慎重にならなきゃ。

一度で満足しないほうが良いし、諦めたり妥協なんて絶対に×ですよね。

業者への希望も、ある程度までは強く出すようにした方が、きっと

後から満足できるような気がします。慎ましい国民性ですけど、

だからってこんなところで遠慮は美徳じゃないですよね。

キレイのオプション?

引越しの当日って、たくさんの人が来ますね。

自分が呼んだ友達だとか、業者さんが次から次にやって来るんですよね。

それにいちいち反応しなきゃイケナイのも疲れるんですけど、

他の人に替ってもらうわけにもいかないし、

そうかと言って、イライラして感情を爆発させるって事も出来ないし。

どこかにフラっと気分転換でトンズラするわけにも行かないですよね。

自分が何が一番嫌かなって考えたら、作業する人たちが

ベタベタと自分の家に入り込んでくることかもしれないです。

仕事だからしょうがないんだろうし、一生懸命やってくれている

っていう事なんでしょうけれど、汚れていたり汗でチョット臭いそうな

見た目からしても決して触れたくない感じを漂わせている、

靴下を履いているのが視界に入るだけでも、なんとなく

生理的に受け付けない感じでどう考えてみてもイヤなんですよね。

でも、最近の業者さんの中にはちゃんと新品の靴下を用意してきて、

もう本当に、目の前で履き替えてくれるサービスもあるんだそうですね。

袋に入っていたり、売っている時の留め具が付いているものを

バラして履いてくれるので、明らかに新品だということが

その見た目からしても、ハッキリわかるらしいです。

もちろん、その作業に携わる人員の数分を用意する事になるので、

会社によってはその料金が、見積もりなどの時点であらかじめ含まれている

ってことも珍しくないらしいです。

潔癖症じゃなくても、嬉しいサービスですよね。

有線で連絡を取り合う

引越しの業者との連絡手段は、できるだけ有線電話がオススメです。

いきなり結論から入ってしまって申し訳ないのですが、

ケータイ電話などではなく、できれば有線の電話を使用した方が

後から発生しがちなトラブルの防止には、役立つと思います。

ケータイ電話は、仕事や用事などで家を空けている時には

とっても役に立つツールの一つではあるのですが、

お金が関係するような、大事な事の連絡には不向きだと思います。

電話をする側は、これから通話をするのだという準備が出来ていて

耳も会話を聞きとる準備が出来ています。

周囲の状況も、ある程度会話に向いている状態に整えてから

電話に臨むことが出来ます。

でも受ける側はどうかというと、かならずしもそうではないですよね。

車を運転しているという場合もあるでしょうし、

周囲が騒がしいような場所だという事もあるでしょう。

また電波の状態が良いか悪いか、といった問題も、当然ですが

ケータイならではの、見過ごせないポイントの一つだと思います。

“言った、言わない”が起きやすい事態かもしれませんよね。

メールなどで文章として記録に残せるなら、安全性が高いですが

全てのやりとりをメールや文章で行うわけにもいきませんし。

ほかにも、バッテリーの残量が十分かどうかということもあります。

こころもとないような残量しかない場合は、

なんとなく、そちらの方に気を逸らされてしまって上手く

相手の話に集中できない可能性もあったりします。

やむをえない場合は、そんな点にもどうぞご注意くださいね。

一番ワリを食うのは子供かも

どんどん、車の所有台数が増えているせいもあると思うんですが

ちいさな子供さんが、そのへんで遊べるような場所が

随分減ってしまったなぁと感じますよね。

道路で遊んでいたりすると、近所にいる怖いおじさんから窓ガラスを割るだの

車にぶつかるだのと、いろいろな理由をつけて怒られてしまうし。

そうかと言って、小さな公園に行っても“ボール遊びは禁止”っていう

大きな貼り紙はあるし、小学校のグラウンドは広さはあるんですけれど

野球やらソフトボールチームやら、サッカー少年団やらに占領されていて

一般の子供たちが自由に、気軽に遊べるようなスペースって少ないですよね。

もちろん、お金を出せば室内で遊べるような“体育館”みたいな施設はあるので

自治体で設けているところまで足を延ばせばいいのでしょうけれど。

そうなると毎日お金を使うのも大変ですし、そこまでせっせと通うというのも

幼いお子さんにとってはさすがに難しいですよね。

保護者からしても、自宅から近いならまだしも、自分の目の届きづらいところに

頻繁に行っていたり、お金までかかるというのはやっぱり

両手をあげて歓迎をするわけにもいかない感じですよね。

そういう周囲の事情も一緒に考慮して、引越し先を選ぶことができれば

一番良いのでしょうけれど、それぞれのご家庭の事情もありますし。

仕事や学校へ通う際の安全面も無視できないワケですし。

車があることの便利さと、不都合さで一番苦しんでいるのは

一番の弱者である子供さんなのかもしれないですよね。

ペットの運命を左右した

近所に犬を飼っている友人がいます。

それもそこそこの年齢になっている大型犬が数頭です。

持家だったのでずっと家の中で飼っていました。

それが、いろいろな事情が重なり家を手放すことになりました。

新しく家を買うはずもなく

借家を探さなければなりませんが、

何匹もの大型犬と、家の中で一緒に暮らせる所なんて

そう簡単に見つかるものではありません。

だからと言って、一頭の方は結構な老犬です。

いまさら外で飼うのはとても無理です。

友人は必死に、いろんなつてを頼って家さがしです。

仕事の関係もあり、エリアもある程度限られています。

正直みんな無理じゃないかと思っていました。

友人自身もあきらめて誰かに愛犬を託さなければならないのでは

と思い始めていた時、見つかりました!!

家主さんがもう取り壊そうと思っていた一軒家です。

希望通りのエリアで確かに古い家ですが、中で犬を飼うのも自由。

使い勝手が悪ければ好きに改造しても結構と言われ、友人は即決。

愛犬たちと一緒のお引っ越しです。

特に改造しなければならないような不都合もなく、

犬たちも今まで通り自由に家の中を闊歩できます。

お年寄りの方の犬はそこで最期を迎えましたが、

友人も、最期まで看てやれたので悔いはないと言っていました。

もう一頭も今では老犬です。最近病気も見つかりました。

でも、さびしい思いをさせることなく最後まで看てやれそうで良かった…。

一時はあきらめかけましたが、

本気でかかれば何とかなるものですね。

価値ある物の処分

引っ越し業者のなかには、荷造りの過程で出てきたような

不用品の数々を引き取ってくれるというサービスを

行なっている業者が、何社かいるようです。

一気に家の中が片付くし、運ぶ手間も省けるので便利。

忙しい毎日を送っておられるかたには、まさにモッテコイですよね。

でも、やっぱり何にでもメリット・デメリットがあるわけです。

そうやって楽に引き取ってくれる反面で、

価値のあるものまで、二束三文で持っていってしまうということです。

もちろん、自分で事前に気が付いた場合には

然るべき場所に持ち込んで鑑定なり、値をつけてもらう事ができます。

自分で気が付くというのは、荷物でごった返した状態の家の中だと

かなり至難の業になってしまうかもしれないですよね。

業者側にはそんな悪意はないんでしょうし、買い取ったものも

他社に売ったりすることで得る利益は、会社の規模からしたら

そんなに期待できるものではないと思います。

しかも業者の中には、そういう事に詳しい人間が常駐しているとは

言いきれませんし、引き取るものの幅は計り知れないほど多いでしょうね。

もし業者側でその価値に気が付かないでしまった場合には

単に、貴重な資源をウッカリ無駄にしてしまうだけになるのかも。

自分が金銭的に得をするかどうか、という事だけじゃなくて

価値あるものを価値のわかる人に所有してもらう、という事から見ても

それぞれ専門とする質屋なり、書店なり骨董屋に持ち込んだ方が

何倍もイイ結果になるのかもしれません。